春に向けてのメンテナンス ― 愛車のコンディションを整えるチェックポイント

「ツーリングシーズン到来!」 その前に、ハーレーの状態を確認しよう。
ガレージで休ませていたハーレーに跨る季節が、ついにやってきました!
冬の間、しっかりメンテナンスできていましたか?
早速ツーリングの計画を立てたいところですが、その前に愛車の状態をチェックしましょう。
長期間エンジンをかけていなかったバイクには、思わぬトラブルが潜んでいるかもしれません。
以前の記事では冬を乗り切るためのポイントをお伝えしましたが、今回は春のツーリングに向けた最終チェックを解説します!
バッテリー&電装系
冬の間にバッテリーが弱っている可能性があります。
バッテリーが弱ると走行中の電圧低下で不具合が起こることもあるので、早めに、しっかりと確認を行いましょう。必要に応じてバッテリーの充電、または交換を検討してください。

- バッテリー
電圧を測定し、12.6V以上なら正常。12.0V以下なら充電が必要です。

- 電装系の動作
ライト・ウインカー・ホーンなどが正常に作動しているか確認します。

- ボルト・端子類
腐食や緩みを確認し、清掃・締め直しをしましょう。
バッテリー端子やハンドルライザーのクランプボルトなど、エンジンや路面からの振動により緩みやすい箇所は定期的な確認と増し締めもお忘れなく!
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フルード&オイル・燃料
ブレーキフルードの劣化は制動力の低下につながり、オイルやガソリンが劣化しているとエンジンの調子が悪くなる要因になるため、早めの交換をおすすめします。
安全でスムーズなライディングのためにも、欠かせないチェックポイントです。

- フルード
ブレーキフルード・クラッチフルード(油圧式の場合)の残量と劣化を確認し、減っていれば継ぎ足します。

- オイル
エンジン・プライマリー・ギアそれぞれのオイル量や汚れを確認し、劣化が進んでいれば交換しましょう。

- ガソリン
ガソリンの変色や異臭がする場合は、劣化している可能性があるので入れ替えを推奨します。
ブレーキ/クラッチフルードは、色が濃くなっていたら劣化のサインですよ。
パインバレーのハーレー専用オイル
パインバレーが国内オイルメーカーと共同開発した、ハーレー専用の100%化学合成油シリーズです。
ファミリーごとのオイル交換については、関連記事で詳しく解説しています。
タイヤと足回り
足回りの点検・メンテナンスを怠ると、走行中のアクシデントに直結します。
交換時期が近い場合は、安全のためにも新品にするのがベストです。

- タイヤ
寒さで空気圧が低下していることがあります。空気圧が適正か、ひび割れや変形がないかをチェックしましょう。

- サスペンション
フロントはフォークオイルシールの劣化やオイル漏れがないか、リアはスプリングのサビやゴムパーツの劣化を確認します。

- ブレーキまわり
ブレーキパッドの残量とディスクの摩耗をチェックし、規定値以下まで減っている場合は交換します。
タイヤの劣化サインや、交換時期を見極めるためのポイントをまとめた記事はこちら!
関連記事
足回りメンテナンスにおすすめ
万全の状態で春を迎えよう!

冬眠明けのバイクに乗る瞬間はワクワクしますよね。
しっかり準備をすれば、安全に走れるだけでなく、バイクの調子もよくなり、より快適にライディングを楽しめるはずです。
愛車をベストコンディションに整えて、気持ちよく春の風を感じましょう!
今回紹介したチェックポイントは、春に限らず定期的に点検することで愛車の健康維持に繋がります。
パインバレーでは各種メンテナンスも承っておりますので、お気軽にご相談ください!