【ハーレー異常熱】最近エンジンが熱い?原因と対策方法・パーツ。
現在パインバレー名古屋の矢野です!
ハーレーダビッドソンのエンジンが異常に熱い?
春~夏になると多く頂く問い合わせ!!
よくある原因をまとめていました!
目次
最近熱い?股や脚が熱くなる原因。
・気温が高い。
一番多い原因です。チューニング済のハーレーに関わらず、
ノーマルデータのハーレーでも、久しぶりに乗った方や
春~夏気温が高くなったタイミングでご相談いただく事が多いです!
チューニングデータは時間がたっても中身が変わる事はありません(^^)
・ノーマルデータに戻されている。
点検等のタイミングで稀にノーマルデータに戻されている事があります。
アイドリング回転数が高い、燃料が薄い事でエンジンが熱くなります。
・フルエキゾーストに交換されている。
マフラーの取り回しや、素材の肉厚や塗装(遮熱)
の変化によって右脚が熱くなります。
熱を持つ消音部(バッフルや触媒)が足の近くに変わったなどなど
↑ショートショットなどは消音部が足のすぐ横に!
純正サイレンサーはリアタイヤ付近に在りますが
フルエキは右脚横に位置する場合が多いです。
・カムシャフトを交換している。
ミルウォーキーエイトは特にエンジンが吸排気しないように
大幅なデチューンされています。カム交換することで全体的に出力が向上。
アイドリング時も排気が出るようになるので、音量・排圧が上がります。
もちろんマフラー熱も上がります。(元々が異常に排気されていなかっただけ。)
右脚が熱いと感じる方が多いです。
・バッフルを入れた、触媒入りのマフラーになった。
バッフルが入るとマフラー内に熱がこもります。
触媒も真っ赤になるくらい熱を持つのでマフラーが熱くなります。
・二次エアを吸っている等の不具合。
空気を吸ってはいけない部分から空気を吸うようになった等の
原因でエンジンが熱を持つことがあります。
アイドリングが不安定などの症状が出ますが、
チューニング済車両の場合濃いめにセッティングされているので
アイドリングの不安定さなど出にくい場合もあります。
タンク内の燃料ポンプの不具合や
ポンプ脱着の後でタンク内のガソリンホースが捻じれたり、
差し込み不良でガソリン圧が逃げて燃圧が下がることで
燃料の噴射量が減り薄くなることでも熱を持ちます。
ハーレーのエンジン熱の対策
5月頃~毎年増える最近熱くなった気がする問題は
気温に関してはどうしようもないので、
思いつく、物理的な熱対策をご紹介します。
・燃料を濃くする。
チューニング車両を更に濃いめのセッティングにすることで
エンジン熱を上昇しにくくできます。
しかし、無駄に濃くすることになるので
これ以上パワーは上がらないのに黒煙や
燃費の悪化に直結するのでオススメはしません。
・回転数を下げる。
純正のアイドリングが高いので、下げることで
発熱を抑える事が出来ます。
3拍子設定でも油圧の基準値を超えます(ちゃんとしたオイル前提)。
↑長距離使用後も粘度が低下しにくいプラチナオイルを!
↑摩擦抵抗が半分以下になるプラチナオイルならパワーアップだけでなく
高速移動を続けるピストン等のパーツの摩擦熱も低減!
アイドリングでも油圧が低下して油圧ランプが点く車両は
原因が他にあるのでオイルポンプ等点検を!
ランプ点いたらレッカー手配が安心です!焼き付く前に・・・
オイルポンプ故障はスポーツスターに多め。
(M8モデルは2017年モデルは交換推奨。2018~2020前期モデルは心配な方は2020年後期以降のハーレー純正オイルポンプへの交換がオススメ。)
電圧にかんしてもM8のモデルは問題ありません。
スポーツスター等他のモデルは充電電圧が少しマイナスか±0くらい(電熱等の仕様によって異なる)
LEDヘッドライトに交換すると±0~+電圧まで保ちます。
マイナス電圧でも通常走行時なら長時間アイドリングすることは無いと思うので
問題ありません。
・マフラーを交換する、バッフルを変える。
遮熱効果の高いマフラーや右足が近すぎないマフラーを選ぶ。
純正のようにサイレンサー(バッフル、触媒)が後ろの方になるマフラー等!
バッフル、触媒を遮閉板の無いものに交換をする。
ツーリングモデルはエキパイ交換が熱対策で好評です!
・パーツで遮熱。
・デチューンする。
カムシャフトをM8純正のようにあまり
吸排気しないスペックにする。
圧縮を下げる。トータル的にパワーダウンになりますが、
ローコンプピストンで排気量を上げて出力を底上すれば、
圧縮低下によるロスもカバーできます。
ノッキング(自己着火)対策にも。
パンチのあるドコドコ感、全体的なトルク・パワーアップ
が目的な方は通常のボアアップ用のピストンを!
日本のガソリンはアメリカよりオクタン価が低い(ノッキングしやすい)という迷信がありますが、実際の数値はアメリカよりもオクタン価(RON)が高く(アメリカ96~98程度、日本99以上〈エネオス等〉)日本のガソリンの方が高品質でノッキングも起こりにくいです。
昔は偽装問題もありましたが、今は流石に健全かと・・・
偽装時も海外よりは基準維持してそうですが 笑
敢えてデチューンするには高い保険代なので、
定期的なオイル交換、格安オイルを避ける(粘度低下や洗浄性能等に難あり)
マフラー交換後はしっかりチューニングを!
ストップ&ゴーや渋滞が続く場合はバイクも人も休憩を!
それでは今日はこの辺で!!
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