【スポーツスターS】はスポーツスターでは無い!ハーレー3車種で徹底比較してみたら…
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「スポーツスターS」は「スポーツスター」ではありません!
っというのが今回の内容!!
スポーツスターSについてはコチラのブログも以前に公開していますので是非ご覧ください↓↓↓
目次
スポーツスターSの走行モード3種のシーン別の使い方!どういう時にモードを切り替える?比較インプレ!
【スポーツスターS】はスポーツスターでは無い!
空冷スポーツスターが無くなるから、
営業マンに勧められて水冷スポーツスターS/RH1250Sを購入した。
っという話をよく聞きますがこの選び方だけだと危険です!!
是非自分の乗るハーレーは自分で選んでほしいと思います!
■「スポーツスターでは無い」その理由は
新しい「新型水冷エンジン」を受け入れやすくする為に
「スポーツスター」の名前を借りてスポーツスターの延長線上に
無理やり持ってきているけど、共通点はないからです。
フレーミング/リフレーミングというマーケの手法で言い方を変えています。
■例えば
・水が半分しかない→水がまだ半分もある。
・手術は100人中10人の方が失敗します。→成功率90%です。
ピーク時から来場者数が約1/4になった創業70年の西武遊園地も「古い」を逆手にとり「古き良き日本の、あの頃の幸せな世界観」っという価値に変えて昨年2021年にリニューアルされています(^^♪
そのものを変えなくても文脈や見せ方だけを変えることで、印象が大きく変わります。
今回の新型水冷エンジン(スポーツスターS)もスポーツスターの額縁に入れる事で、多くの人の見え方を変えています。
しかし、スポーツスターと比較して購入をしてしまうと「なんか違うな・・・」っとなりかねないので注意が必要です!!
※スポーツスターS自体を否定しているわけではありません。
スポーツスターSはVROD-Sです!
スポーツスターは低回転型→スポーツスターSは高回転型に。
「スポーツスター」と「スポーツスターS」の違いを上げると、
何もかもが違うのでキリがありませんが、
フレームなどの構造、エンジンも全く違う形式になっています。
↑スポーツスターの特徴の1つの車体右側にあるドライブベルトもスポーツスターSでは左側になっています。
そして心臓部のエンジンはVRODのエンジンの改良版になっています!
スポーツスターのエンジンはOHVというハーレーだけでなく、
アメ車も採用し続ける古き良きエンジンの形式でした。
スポーツスターは空冷45度OHVエンジン(ダイナ・ソフテイル・ツーリングもこちらです。)
↓
スポーツスターSはVRODと同じ形式の水冷60度のDOHCエンジンとなっています。
スポーツスターとスポーツスターSのアイドリング音の違い。
■スポーツスターの場合
ドコドコドコやドッドッドッっとしたマフラー音が特徴。
アイドリング時はノーマル状態で1000回転。
3拍子風のアイドリングに設定するときは700回転~750回転までお落とします。
■スポーツスターSの場合
ビューンビューンや表現が難しいですが高回転型エンジン独特の音。
アイドリング時はノーマルでVRODと同じ1200回転。
チューニング時でもVRODと同じく回転数を下げてのアイドリングは出来ないと思われます。
表現が難しいので、詳しくはYOUTUBEで音を聞いてみてください(^^;
スポーツスターSのパワー特性もVROD!3車種で比較
■先ずはスポーツスターとスポーツスターSで比較!
左(1500回転付近)から右側(レッドゾーン付近)まで回したグラフです。
赤線がチューニング後のスポーツスター。
青線がスポーツスターSです。
2000回転付近まではスポーツスターの方が上回っています。
しかし、他の領域ではほとんどスポーツスターSが上回ってます。
スポーツスターは6500回転付近までしか回りませんが
スポーツスターSは9500回転まで回る高回転型のエンジンになっています。
今度はスポーツスターSとVRODを比較してみます。
先ほどよりもグラフの形が似ているのが分かると思います(^^♪
赤線がVROD。
青線がスポーツスターS。
しかしスポーツスターSが108馬力なのに対し、VRODは120馬力!
どちらも9500回転まで回る高回転エンジンなのですが、出力差があります。
6500回転を超えた辺りからVRODの出力が上回ってます。
しかし、それよりも低回転ではスポーツスターSのエンジンの方が出力が高いです。
同じ形式のエンジンなので特性は似ていますが、このような差がでました。
スポーツスターSはVRODよりも低回転がかなり強くなっています。
スポーツスターと比較するとあまりにも違いすぎますが、
VRODと比較すると分かりやすいです。
実走はスポーツスターSの方が悪魔的に速い。
VRODの方が最大出力は10馬力以上高いですが、
車両が重ければ加速は遅くなりますよね?
スポーツスターSはVRODよりも約70Kgも軽量化してます。
なので車両重量も加味して考える必要があります。
1馬力あたりで何キロの重量を負担しているか?考えてみます。
・VRODは約300Kgで120馬力なので
300÷120= 2.5Kg/ps(少ない方が良い)
・スポーツスターSは228Kgで108馬力なので
228÷108= 2.11kg/ps
スポーツスターSの方が重量の負担が圧倒的に少ないです。
その為スポーツスターSは爆発的な加速をします!
実走で低回転からレッドゾーンまで全開固定にしてみましたが内蔵にグッとくるジェットコースターのようなGが3000回転付近からまんべんなく感じます。
VRODのように直線番長のような怖さは感じないので、足回りの良さも感じました。走ってめちゃくちゃ楽しいバイクになっていますので、一度は乗っていただきたいバイクです!!!
しかし、ハーレーダビッドソンの昔からの低速低回転のドコドコ感やOHVの音を感じて走りたい方はスポーツスターや他の車種をおすすめします。
スポーツスターからスポーツスターSの超ザックリまとめ
■スポーツスター
・エンジン:空冷挟角45度OHV(他のハーレーと同じ形式)
・アイドリング:1000回転→700回転も可能。
・使用回転域:1000回転付近~6500回転まで。
・ドコドコサウンド。
・走行中はドコドコとしたフィーリング。低速トルクは強め。
■スポーツスターS
・エンジン:水冷挟角60度DOHC(Vrodと同じ)+可変バルブ機構。
・アイドリング:1200回転→低回転は強くないので下げれない。
・使用回転域:1300回転付近~9500回転まで。
・VRODに似た水冷高回転型エンジン独特のサウンド。
・走行中もスムーズ。中高回転から爆発的な加速。
ハーレーダビッドソンの車種選びは在庫車両を買わされるのではなく、走りや見た目、音などの様々な観点から自分で選びましょう(^^♪
ちなみに「スポーツスター883→1200→ビッグツイン」のように下取りながら、三台以上買わせるという手法も教わったことがあるので、しっかり自分で選びましょう!笑
「親切だから」など「なんとなく」で買うと結果損をすることがあります。
セールスマン、保険マン、銀行マン、証券マン、不動産など皆親切です。
でも人件費や家賃を払ってまでそこにいる理由もあります。
極論ですが、詐欺師だって親切です。
いい人も沢山いますが、全員が全員親切かは分からないので、しっかりと自分で比較検討して選びましょう!
今回の比較はYOUTUBE動画でも公開していますのでご覧ください(^^♪
スポーツスターSのカスタムパーツはこちらから購入できます↓
それでは今日はこの辺で!!
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