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Challenge to Salt flats.ボンネビルへの挑戦 part2

  8月の最終週にユタ州のボンネビル・ソルトフラッツで開催されるボンネビルモーターサイクルスピードトライアルズ(BMST)。モーターサイクルだけのランドスピードレースレースだ。ここでの最高速記録は、Moto GPや世界耐久選手権などを主催するFIMとアメリカ国内のレース主催団体AMAの正式な記録となり真の意味で世界最速の称号を獲得することが出来る。FIMとAMAでレギュレーションやルール、クラス分けは多少異なるが車体の形状、年式、排気量や過給機の有無などで細かくクラス分けがされ、それぞれのクラスで最高速記録を競うレースだ。   TM1_8080 今年初めてBMSTに日本からハーレーで参戦した楠英樹さん。初めてとは言ってもボンネビルという場所を訪れるのは3回目。複数の最高速記録を持ち18年には非公式ながら420km/hを超える最高速を出したヒロ・コイソさんが講師を務めるインジェクションチューニングの講習を受けたことがきっかけとなりコイソさんに憧れンネビルに興味を持った。 TM2_6236   走ろうと思ったのは2015年。レースの雰囲気や実情を知るために17年と18年に下見に来ている。時間をかけて準備した甲斐もあって彼のランドスピードレーサーは初めての参戦とは思えないほどの完成度だった。ターゲットスピードは、200マイル=約320キロ。2000ccプッシュロッドエンジンでカウル装備のクラスの最高速レコードを塗り替えるつもりでレースに挑んだ。チームクルーは同じチューナーズネイションに所属するカスタムショップやチューニングショップのオーナー兼メカニック。楠さんの挑戦に呼応して集まったプロ集団だ。   TM1_8066 初めてレースに参戦した場合、1本目のビギナーズランで加速区間が1マイルのショートコースを走らなければならない。そこで出たスピードが100マイルを超えれば加速区間の長いロングコースを走ることが出来る。楠さんは、シェイクダウンということもあって様子を見るつもりで走行。それでも時速145マイルと順調にクリアした。しかし車体は不安定だったためにサスペンションの再調整をしての2本目は177マイル。それでも車体は安定しなかったためにサス担当の45ディグリーズの斎藤さんと共に深夜まで調整し翌日の走行でターゲットスピードに近い195マイルを出したのだが、そのあとの走行で計測区間からコースアウト。レース主催者から1日の出走停止処分を受けることになった。この処分は結果的に楠さんに取って良い結果を生み出す気きっかけとなった。200マイルを目前にしてヒートアップしていた自分に冷静さを取り戻すことができたのだと言う。その後の走行で順調に最高速を伸ばしFIMで197.056マイル(317.131km/h)、AMAのフューエルクラス(ナイトロ)で196.795マイルというビギナーとは思えない記録を獲得した。   TM1_6673 今回のレコードを獲得したことに楠さんは、サポートしてくれたクルーと家族や友人の応援が無かったらなし得なかったと語る。ボンネビルにいる時は、一度限りのチャレンジだと話していたが、帰国してから目標である200マイルにあと一歩というところで届かなかったこともあり再度挑戦することにしたと連絡があった。彼の次のチャレンジに期待したい。   TM1_7583   TM1_9625 ベース車両 FXDWG(2012年モデル) エンジン 117キュービックインチ(1917cc) シリンダーヘッド T-man Performance NOS対応ビレットヘッド 最高出力 NA 158HP NOS使用 202HP サスペンション ハイパープロ(45ディグリーズスペシャルチューニング) フェアリング ランドスピード用ワンオフFIM/AMAレギュレーション適合(フルゲイン製作)   ボンネビルで数多くの最高速記録を持つヒロ小磯。 彼が監修するTunersNation仕込みのインジェクションチューニングと言えばパインバレーチューニング ヒロ小磯が開発した排気効率が格段にアップするヘッダーパイプ HIRO KOISO RACINGの「ステルスヘッダーパイプ ヒロ小磯のランドスピードレーサーにも使用しているナノセラミックオイルトリートメント「RAN-UP」
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