ECMってなんでしょ?
インジェクションのオートバイが主流になってから早何年?でしょうか。
それに伴いインジェクションチューニングを意識している方も非常に多いのではないかと思います。
そもそもインジェクションのオートバイがどうやって走るのかと言いますと・・・
簡単に言うならば、各センサーから送られるデーター(CKPセンサー/TPセンサー/MAPセンサー/IATセンサー)を人間で言う【脳】に相当するECMが、収集されたデーターを元にオートバイにとって最適な燃料やスパークを供給し、オートバイが最適な環境で走行できるようになります。
難しいですね。(笑)
↓図にするとこういう事です。
ECMが【脳】と言う事は先ほどご説明しましたので、その他のセンサー類を少々解説。
まず、【脳】に情報をもたらすセンサーが【CKPセンサー/TPセンサー/MAPセンサー/IATセンサー】の4つ。
CKPセンサー(Crank Position Sensor)・・・これは名前の通り、今クランクシャフトがどの位置にあるのかを判断する為のセンサー。
TPセンサー(Throttle Position Sensor)・・・スロットルが今どの位ツイストされているのか?スロットルの開閉及び開閉速度をECMに情報として提供する為のセンサー。
MAPセンサー(Manifold Absolute Pressure)・・・吸気マニホールド圧・外気圧・エンジン速度や負荷・天候条件や高度の変化による大気圧の変化をここで情報収集を行い、これを元にECMはエンジンに入る空気量を算出します。
IATセンサー(Intake Air Temperature)・・・空気の温度が何度なのかを判断する為のセンサー。(例えば、熱い空気は冷たい空気よりも酸素含有量が少なくなるので、ECMはこのセンサーを基に空気に含まれる酸素量を算出します。)
まあ・・・これだけでオートバイが走っているわけではありませんけど、ざっくりそんな感じです。(笑)
因みにECMは(Electronic Control Module)の略。複数のセンサーからの入力信号を収集、状態への対応決定、出力信号の送信を行いエンジンに適切な燃料とスパークを供給する場所です。