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鉱物油と100%化学合成油のちがい。

店舗でオイル交換をご依頼いただく際、鉱物油と100%化学合成油どちらで交換したら良いか?と良く聞かれますので、違いについて簡単に書いてみます。
まず、鉱物油。
パインバレーで取り扱っているオイルで言うと、 .ハーレー純正■エンジンオイル・20W50
.MOTUL■モチュール 3000 PLUS 4T 20W50
レブテック■エンジンオイル・20W50
この3種類が鉱物油です。
昔から一般的に良く使われているオイルが鉱物油ですが価格が化学合成油に比べると安いと言うメリットがある反面、化学合成油と違い分子構造にばらつきがある為、熱での粘度変化が大きく季節によっては(冬季など)エンジンの始動性が悪くなったり、酸化が速く劣化しやすいなどのデメリットがあります。(こまめに交換していただければ通常の走行には全く支障はありません。)
で、100%化学合成油。
ハーレー純正■100%化学合成オイル・SYN3 シンスリー
MOTUL■モチュール 7100 4T 20W50
レブテック■マルチグレードオイル20W-50 ゴールド
上記が100%化学合成のオイル。
こちらは、鉱物油に比べるとお値段が高いので普段バイクを足代わりに使用していらっしゃる方は中々選択しにくいです。
が、100%化学合成油は複雑な加工を経て精製しているオイルの為、鉱物油の様にオイルの分子にばらつきが無く均一の為鉱物油で起こってしまう冬季での始動性の悪さが改善されたり、耐熱性も高いので、高速道路での走行が多い方やレースなどでバイクを使用される方などには最適なオイルと言えます。
ただし、100%化学合成油の場合オイル分子が均一で細かい為、旧車などに使用した場合、ガスケットを通過しオイル漏れの原因になってしまう場合もありますので注意が必要です。
ちなみに・・・鉱物油でも無なく100%化学合成でもない半化学合成油(部分合成油)なんて言うのもあります。 レブテック■20W50シルバー PUREオイル ↑これがその「半化学合成油」
こちらは名前の通り100%化学合成油と鉱物油を混ぜ合わせて作られたもの。 一言で言うと【鉱物油より劣化しにくく、100%化学合成油よりリーズナブル】です。
まあ、レースに使わないけど毎日長距離通勤でバイクを使用すると言う方にはアリだと思います。
鉱物油・100%化学合成油・半化学合成油、それぞれ使う用途で選ぶのがバイクにとっては一番良いと思います。
ちなみに自分は「エンジンを大事にしたい」タイプなので・・・・
MOTUL■モチュール 7100 4T 20W50 ↑こちらを愛用しております(笑)
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