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意外と知らない??インジェクション車の正しいエンジンのかけかた。

インジェクション車の正しいエンジンのかけかた、ご存じですか?
たま~に目にする事がありますが・・・。
イグニッションをONにしたらすぐにスターターボタンを押す。
実はコレ、間違いです。
正しくは、 【イグニッションをONにし、点灯したエンジンチェックランプが消える(約4秒)を確認した後スターターボタンを押す】 です。
↓これがエンジンチェックランプ
ではなぜその4秒が大事なのでしょう?
実はその4秒の間にバイクは車両を正常に走らせるための準備をしています。
その準備とは・・・
・燃料を噴射するために、フューエルポンプがフューエルラインにガソリンを送り込む。 ・IAC(※1)がバルブの全開・全閉地点を確認。 ・エンジンのセンサー類が正常に作動しているかチェック。
他にも色々コンピューターがやってると思いますが(笑)、主に上記の様な行動を行ってます。
つまり、イグニッションをONにしてすぐスターターを押してしまうと、オートバイが正常に走行するための準備が不十分なまま走行する事になってしまいますので、車両が走行時ギクシャクしたりアイドリングが不安定になったり・・・さまざまなトラブルを生むきっかけになってしまいます。
正しい手順を守り、末永くバイクとお付き合いが出来るようにしましょうね。

~おさらい~ エンジン始動方法
1.エンジンストップランプスイッチをONにしイグニッションをONにする。
2.エンジンチェックランプが点灯(約4秒)しフューエルポンプがフューエルラインにガソリンを送り込む音がします(約2秒)
3.エンジンチェックランプが消灯し、フューエルポンプなどの作動音がしなくなったのを確認した後セルスターターボタンを押しエンジンを始動します。  (その間アクセルを開けるなど余計な行動はしない事。)
なお、スターターボタンを押す際誤ってギアが入っていると車両が飛び出してしまい、とても危険な目に合うのでニュートラルランプが点灯しているか確認し、念のためにクラッチを切った状態で始動するとなお良いですね。

※1) IAC(アイドルエアコントロール)・・・ねじ式の電気バルブがECM(電子制御モジュール)からの信号により必要に応じて開閉し、始動時やアイドル運転時のエンジンに必要な空気の量を送る為の装置。
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