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ハーレーはノーマルでもチューニングが必須です!

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メカニック兼チューナーの山田です。

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フルノーマルでもチューニングは必要なの?

という質問を聞かれることがあります。

答えはYesです。

エアクリーナーとマフラーも純正だしメーカーがその状態で販売してるんだから一番いい状態なんじゃないの? そう思いますよね…

ですが純正でインストールされているデータが車両に合っているとは限りません!

理由としては…

1、低速での乗り味も悪くギクシャク感があり乗りづらいです。(後でグラフで説明します)

2、日本では車検に対応するためにガソリン(空燃比)も薄く設定されてますし、年式が古い車両はノーマルのデータの質があまりよくありません。

3、ガソリンが薄く設定されていると不完全燃焼を起こしエンジン温度の上昇にもつながり、オーバーヒートや熱でオイルがシャバシャバになりエンジンによくありません。

4、車両一台一台個体差がある。

実際に純正でチューニングしてみました!

文章で説明するよりも実際のグラフを見ながら説明した方がわかりやすいと思うので、僕がチューニングしたデータを載せたいと思います。

車種は2015年式のFXDLツインカム96です。

グラフの見方

一番下の横軸が回転数です。

左から1.0(1000回転)1.5(1500回転)2.0(2000回転)という見方です。

今回は1500回転付近から計測してるのがこれでわかりますね。

グラフの縦軸の左がパワー(馬力)です。縦軸右がトルクです。

縦軸の左側(パワー)は下の‐10から始まり0馬力、10馬力、20馬力といった見方になります。

縦軸の右(トルク)は下の‐2から始まり0キロ、2キロ、4キロといった見方です。

パワーとトルクとは

こちらのグラフは4速アクセル全開で測定したものです。

赤い線が純正のデータで、青い線がチューニング後のデータです。

赤い線も青い線も右肩上がりの線がパワー(馬力)となっています。

右肩下がりの線がトルクです。

※トルクとは瞬間的な力、自転車でいうところのペダルを漕ぐ力です。

漕ぐ力が大きければ大きいほど加速(出だし)がよくなります。

※パワー(馬力)とはトルクを継続する事によって生み出される力のことです。

※ざっくり説明するとトルクは瞬間的、パワーは継続的な力となります。

チューニングの結果…

冒頭で書いた低速のギクシャク感のことですが、まずチューニング前のデータ(赤)は1500回転付近から開けて2250回転くらいまでトルクの落ち込みがあり低速がギクシャクしてます。

それに伴いパワーもダウンしているのがわかりますね。

対してチューニング後のデータ(青)はアクセルを開けてからトルクの落ち込みやパワーダウンがなくスムーズに吹けあがっています。

赤線59馬力に対し青線は63馬力で、トルクも約1キロくらい上がっているのがわかりますね。

マックスパワー(馬力)はそんなに上がっていませんが、街乗りや低速時の乗り味は軽やかにふけ上がりギクシャク感も無くなります。

出だしから乗りやすさの違いが明らかだと思います。

純正マフラーなので音も静かで乗りやすさ抜群です。

ノーマルでチューニングをするメリット

1,コンピューターがベストなセッティングになるとガソリンも濃くなりエンジンの冷却効果につながり負荷が減ります。

2,余計な熱も減るのでエンジンが長持ち!!

3,文字で説明するのは難しいですが突き刺すような熱さではなくじんわりとした熱さに変わりライダーにもバイクにも優しい!

4,乗り味もマイルドになりスムーズなふけ上がりになり乗りやすさ抜群!

以上がチューニングするメリットです。


エアクリーナとマフラーを交換したわけではないので最高出力とトルクが爆発的にあがるわけではありませんが、バイクにはとても健康的な状態になるのでノーマルでのチューニングは意味があると言えますね!

長くハーレーライフを楽しみたい人ほどパインバレーでチューニングを!!

パインバレーチューニング、詳しくはこちらで!

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