ハーレーらしさを求め/ S&Sと共同【最高に丁度いいカムシャフト】が完成。動画)パインバレージャパンスペックカム ミルウォーキ8
メカニックの矢野です
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パインバレー ジャパン スペック カムが完成
Pine Valley Japan Torque Cam
パインバレー ジャパン トルクカム
目次
パインバレージャパンスペックカム(pvjsc)とは?
ハーレーダビッドソン ミルウォーキーエイトエンジン用のカムはパワーカムとトルクカムの2種類ですが、これらはアメリカ国内用に開発されたカムです。
パワーカムはピークパワーが上がり図太いサウンドですが低速時の挙動がギクシャクし、一方のトルクカムは低速のトルクがアップしますがサウンドが物足りない・・
われわれ日本人にとっては一長一短なのですが、どちらかを選ぶしか選択肢がありませんでした。
パワーカムとトルクカムの中間のカムなら、日本のライディングスタイル(中低速で走りが楽しめて図太いサウンドが味わえる)に合ったカムになるのでは?
と、アメリカのハーレーパーツメーカーの最大手であるS&S社に相談。
「それなら作りましょう!」
とS&S社の全面協力を得て開発プロジェクトが開始され、設計とテストを繰り返して誕生したのが
「パインバレージャパンスペックカム」です。
「パインバレージャパンスペックカム」は、パワーカムとトルクカムの中間に位置するカムで、
低速時のギクシャク感とトルクの落ち込みを解消し、パワーカムが持つ図太いサウンドを奏でる、日本のハーレーに理想的なカムです。
すべてのミルウォーキーエイトオーナーに自信を持っておすすめいたします。
パインバレー ジャパン スペック カムを作ろうと思ったキッカケ
昨年は約500台のハーレー ダビッドソンのインジェクションチューニングをしました。(世界最多規模のチューニング台数です)
ミルウォーキー8標準装備のノーマルカムシャフトは抜けが悪い分、ツインカムよりも凄くスムーズで低速の乗りやすさは、どのカムよりも良いカムですが(カムやマフラーなどの排気効率が良くパワーが出るほど、低速は乗りづらくなります)、
ツインカムの頃の音のバラバラ感や音量は出ないのと、ヒュルヒュルとした風切音のような音の方が気になるなどの声や乗り味に不満を感じる方も・・・
最近はハーレーの新型エンジン「ミルウォーキー8」の車両も増加し、パインバレーでチューニングされるM8オーナーさんのカムシャフトの交換率は約8割。
ツーリングモデルの方は約9割と交換率もミルウォーキーエイトの車両の発売当初よりもかなり高くなってきています。
カムシャフトもメーカーが沢山ありますが、どこのハイカムも「トルクカム」と「パワーカム」のようなラインナップがあります。
パインバレーで一番人気のカムシャフトのメーカーはS&Sで、
S&Sにもトルクカムである「465」とパワーカム「475」カムがあります
しかし「トルクカム」と「パワーカム」の差が極端なので、選択しづらい方もいらっしいます。
「トルクカム」と「パワーカム」の差
例えば、スリップオンマフラーのみ交換をしたツーリングモデルにそれぞれのカム(465or475)を取り付けた場合
トルク重視の465カムを取り付けチューニング
「低回転でも乗りやすいけど音量が物足りない」
「アイドリング時は特に音がこもりがち」
パワー、高回転重視の475を取り付けチューニング
「音も大きく吹け上がりも良くなったが、低回転のギクシャク感がきになる」
「バラっバラっとした強い音だが、三拍子の様なリズムは出辛い」
エキパイ(ヘッダー)も交換をし、更に排気が強くなった場合甲高い音が少し出たり・・・
などの声もあります。
465と475の中間付近の丁度いいカムがあればな~
と思っていた、その時!
S&Sの社長のポールさんがパインバレーに来るという連絡が入ったので、
「最高に丁度いいカム」をお願いしました(^^♪
ポール社長は「2,3個テスト用のカムシャフトを送るからテストして結果を教えて」とカムシャフトの開発がスタートしました!
「最高に丁度いいカムシャフト」に求めるもの
・ノーマルエキパイに「Vance&Hines OS450スリップオンマフラー」を取り付け後、アイドリング時に車両に跨っていても聞こえる音。
・低速時のギクシャク感がパワーカムよりも少ないこと。
・フルエキ(パワーデュアル+os450)に交換しても、乗り辛くない。低回転のトルクの落ち込みも抑える。
・フルエキ(パワーデュアル+os450)に交換しても低音を保ち、甲高い音にならない事。
・ばらけ過ぎないアイドリング
スタッフの車両でテストを実施
テスト車両 2019年式 FLTRXS ロードグライドスペシャル
ミルウォーキーエイト114ciエンジン。
以下の2パターンの仕様で
それぞれのテスト用カムシャフトを組み付けて、テストをしました。
①ノーマルヘッダー + オーバーサイズ450マフラー
同じ車両でカム交換、マフラー交換、チューニングの繰り返しです 笑
ダイノマシーンでインジェクションチューニング、グラフ比較、実走行テスト、音撮りテストを繰り返し・・・
最高に丁度いいカム「パインバレージャパンスペックカム」が誕生しました!
他のカムとの特性をダイノマシーンで測定したグラフで比較しました。
同じツーリングモデル ミルウォーキーエイト 114ciエンジンの車両に、どの車両もヘッダー(エキパイ)はノーマル。
マフラーはVance&Hines オーバーサイズ450 スリップオンマフラー(販売終了品)が付いています。
■ パインバレー×S&S ジャパンスペックカム
■ S&S 475カム(パワーカム)
■ S&S 465カム(トルクカム)
■ フルノーマル仕様(ノーマルマフラー、エアクリ、ノーマルカム、ノーマルデータ)
グラフの赤線を見ていただくと、丁度465(緑線)と475(青線)の間の性能が出ていることが分かると思います(^^)/
聴き比べもYoutubeでどうぞ!!↓
チャンネル登録、高評価もよろしくお願いします(^^)/
パインバレージャパンスペックカムをご希望の方は、パインバレーまでお問合せください!!
Q:パインバレーまで行けないのですが、カム交換をする方法はありませんか?
A:お近くのディーラー・カスタムショップで実施できます。ショップ様にご相談・ご依頼ください。
業販承ります。詳細はお問い合わせください。
それでは今日はこの辺で!
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