【スポーツスターのクラッチ軽量化】知らないと滑る？VPクラッチの要注意ポイント！
【スポーツスターのクラッチ軽量化】知らないと滑る？VPクラッチの要注意ポイント！
クラッチ滑りはスポーツスターだけでなく、ハーレーダビッドソン全てのモデルで起こる事ですが、今回は特に滑りやすいスポーツスター(XL1200)をメインにお話しします。
「クラッチが重いから軽くしたい」っという
強いニーズは多く、クラッチを軽くするパーツを取り付ける方も多いです。
しかし、クラッチを軽く出来るのパーツがあるのに
ナゼ新車状態でクラッチを軽くしないのでしょうか？？
ミルウォーキー８ソフテイルも初期のモデルはクラッチが軽くなっていましたが、結局去年の製造モデル(何月かは忘れましたが)からクラッチが重たいほうの仕様にコッソリ戻ってしまいました。
クラッチを軽くするには必ずデメリットがあります。
・クラッチ板を抑えるスプリングの力が弱くなり、クラッチが滑りやすくなる。
・クラッチの切れる量(離れる距離)が短くなり、クラッチの切れが悪くなる。
今回はクラッチのスプリングの力を弱めて軽くしているパーツの紹介と要注意ポイントを紹介します。
目次
クラッチを軽く！パワーにも耐えれる画期的なVPクラッチ！
定番中の定番！
クラッチを軽くするVPクラッチ！
![T.P.P.●VPクラッチ クラッチ軽減 ミルウォーキーエイトソフテイルモデル用 [TPP013-S]](https://yokohama-pinevalley.com/netshop/html/upload/save_image/0803160956_6108ebc489317.jpg)
日本で一般的にクラッチを軽量化目的で取り付けている場合はノーマルよりもクラッチスプリングの力を弱めて軽くしています。
しかしパワーの出やすい高回転域では
VPクラッチ本体の回りにあるタイコのようなものが遠心力で動き、クラッチをより強く押すことが可能になります。
その為低回転域では軽く、高回転では強化されて滑らないんです！
(アメリカではクラッチの軽量化目的でなく、本来の強化クラッチとしてヘビーデューティーな仕様で、低回転でも重く高回転では更に強く！という使用方が多い気がします 笑)
それでも滑る原因はクラッチスプリングの選択！
インジェクションチューニングをしてある車両の場合、ノーマルよりも大幅にパワーが出ているので、滑る可能性があります。
2-1エキゾーストなど、マフラーによっては低回転で一気にトルクが立ち上がる場合もありますので、その場合はさらに低回転で滑りやすくなります。
スポーツスターXL1200はノーマルのスプリングであっても押す力が弱めなので、クラッチ板の残量がマニュアルの規定値あったとしても滑りやすいです。
![TPP■VPクラッチ クラッチ軽減効果バツグン VP-SPORTSTER& EVO 91年〜21年スポーツスター/90〜97年EVO適合 [TPP017]](https://yokohama-pinevalley.com/netshop/html/upload/save_image/estore_parts/TPP017.jpg)
VPクラッチの良いところはスプリング力を選べる点です！
通常のXL1200用のVPクラッチキットのスプリングはｓｐ-190(約30%軽量)が入っています。
しかし、パワーが上がっている車両の為に
SP-210、SP-240、SP-280のスプリングのラインナップがあります。
数字が大きくなるほど、低回転でもスプリング力が強く(重く)なっていきます。
高回転では更に強く(重くなります)
・SP-210(-20%)の場合70馬力以上のXL1200にオススメとあります。
・SP240はハイパフォーマンスの1200。
・SP280でノーマルの1200と同じ圧力。
社外マフラーの車検対応マフラーや効率の悪いマフラーの場合はノーマルマフラーよりも性能が落ちるのでSP-190のままでも滑りません！
ノーマルマフラーでもインジェクションチューニング済の車両は約70馬力あるので、社外マフラーでそれ以上の馬力のある車両はSP-210かSP240をお勧めします。
どのスプリングを使っても
クラッチ板が消耗していると滑る可能性があります。
クラッチ板は消耗品なので、定期的に交換は必要になってきます。
勿論スプリングの力が強い方が長く持ちやすいです！
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![TPP■VPクラッチ クラッチ軽減効果バツグン VP-70TLS 98年〜99年EVOノーマルエンジン/99年〜06年ツインカム88エンジン用 [TPP001]](https://yokohama-pinevalley.com/netshop/html/upload/save_image/estore_parts/TPP001.jpg)
クラッチ板の交換時期は？
クラッチ板(フリクションプレートやスチールプレート)の交換時期は不明です。
乗り方や車両のパワー特性、使用しているクラッチスプリング次第だからです！
発進時に半クラッチを良く使用する方は消耗が早いです。
Uターンや低速走行時にも半クラッチを使っている方はかなり消耗が早いです！
調整不良じゃなくとも2000ｋｍくらいで滑る方も、数万Km走っても全く滑らない方もいて様々なんです(^^;
特にスポーツスター1200の方は要注意です(>_<)
今度はクラッチの切れが悪くなる？
クラッチ軽量化パーツと注意点も紹介したいと思います！
それではこの辺で！
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