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DIYは慎重に…

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さてさて、今回は『思わぬミスで楽しいはずのDIYが悲劇のDIYにならないように』という内容になっています♪
特にDIYが大好きな人、これからやってみたい人は目を通して頂けると嬉しいです♪
 
DIY流行ってますよねー!
部屋の内装を変えてみたり、棚を作ってみたり、バイクをカスタムしてみたり…などなど
 
自分の愛車を自分の手を使ってカッコよくカスタムする、バイクいじりをする…
なんて素敵な時間なんでしょうか♪
 
僕も仕事から離れて自分のバイクをいじっている時が一番楽しいです♪
もちろん仕事でお客様のバイクをカスタムさせて頂いている時も楽しいですよ(^^)
ただ、お客様の大事な大事なバイクをお預かりしているだけあって緊張感はハンパないです!
 
さて本題に入る前に
『餅は餅屋』という言葉を聞いたことがありますでしょうか?
餅は餅屋とは、何事においても、それぞれの専門家にまかせるのが一番良いということのたとえ。 また、上手とは言え素人では専門家にかなわないということのたとえ。 とあります。
 
バイク屋さんも色々な店がありますよね。
カスタムにおいて全ての事をショップ内でやる事もあれば、ペイントは外注さんへお願いしたり、エンジン作業なんかは内燃機屋さんにボーリングを依頼したりケース類の修正を依頼したり。
その道のプロの方は、僕の持っていない技術や知識、機材をフルに使って良いサービスを提供してくれます!
 
少し話がDIYから逸れましたが、上記の事はお客様視点でも同じことだと思いますよ♪
 
思わぬミスで楽しいはずのDIYが悲劇のDIYにならないように参考にして頂きたいなと思ったので今回のブログにていくつかの事例を紹介させていただきます。
 
DIYで簡単に交換できるこちらのアイテム↓
 

ハーレー純正■ドッキングハードウェアキット 13〜17年ブレイクアウト用 [52300239]

ハーレー純正■ドッキングハードウェアキット 13〜17年ブレイクアウト用 [52300239]

ドッキングハードウェアって便利ですよね!これさえ付ければシーシーバーやキャリアラックが状況に応じてパッと付け替えることが出来ますね♪
しかも純正のフェンダーマウントボルトの4本交換するだけという簡単な作業。
 
どの作業でも同じですが全てのボルトには締め付けトルクなるものが御座います。
基本的にトルク値はサービスマニュアルか取り付けマニュアルを参照します。
ボルトサイズやボルト、ナット、受け側の素材によって細かくトルク値が設定されています。
 
例えばソフテイルの場合ですがドッキングハードウェアを取り付けると青丸の2本を交換します。
青丸の2本と赤丸の2本は一見すると同じボルトなのですが締め付けトルクが全く違います!
青丸の方は35NMで赤丸の方は60NMでの締め付けとなります。
 
 
ドッキングハードウェアの場合は青丸の方の2本になるので35NMの締め付けですね!
 
もしもそこで間違えて60NMものトルクを掛けてしまったりトルク管理しないで間違った感覚で締め付けた場合こうなります↓↓↓
 
 
 
 
 
どういう状況になっているかと言いますとフェンダーストラットのマウントボルトの締め過ぎによりフェンダー裏のナットとなっている部分(リアフェンダー内のクリアランスが少ないため特殊なナット)が右側だけ根本から千切れています。
千切れたナットの部分が丸いうえにボルトにはロックタイトが塗布されているためインパクトで勢いよく回そうがプラーヤーで掴もうがボルトが空回りして抜けません!!
 
こうなったら残された道は一つ
 
破壊、切断です!!!
 
せっかく取り付けたドッキングハードウェアともおさらばです(T ^ T)
 
さてここからは摘出手術の模様をお届けします。
 

ハイっつっつ

ストラットにダメージを与えることなく無事に摘出出来ました(^^)
 
ちなみに元はこういうふうに付いています↓
 
 
このボルトの付いたプレートとドッキングハードウェアを新しい物に取り替えて作業は終了しました♪
 
今回のトラブルの原因としては締め付けトルクの管理不足があげられます。
パーツによっては取り付けの説明書が付属していない物や写真や説明はあるがトルク値までは記載がないことがあるので要注意です。
上で紹介した、HD純正のドッキングハードウェアは取り付け説明は同梱されています。
 
もう一件はマフラーの交換についてです。
 
以前点検を依頼されたお客様で各部をチェックしていたところフルエキゾーストで交換されていて右側のステップは社外のカラーを使用してマフラーに干渉しないようにオフセットされていました。
 
ネジのかかり具合に違和感を感じて確認したところ、ステップとブレーキマスターにつながるロッドのネジがたったの2〜3山しかかかっていませんでした。
 
 
ステップの方は一見すると10山以上出ているではないかと思うかもしれませんがフレームのねじ切り部分が奥まっているため先端部分だけしか噛み合いません。恐らく規定トルクで締め上げるとネジがナメると思われます。
 
 
こちらはなんとも恐ろしい、ブレーキマスターシリンダーのプッシュロッドにつながる部分です。
ネジの山数が全然足りていません。 もし強い力でブレーキを踏んだ時にダメージを受けて折れてしまったり抜けてしまうとブレーキが一切効かなくなり大変危険です。
 
新品でメーカーから送られてきたマフラーであればこのような事はまず起こらないハズなのですが、特に注意して欲しいのが個人から中古で買ったりオークションで買ったりして前オーナーが全てのパーツを同梱していない又は間違ったサイズのボルト類を入れてしまっているような事があるのを頭において欲しいと思います。
※オークションサイトなどにある偽物パーツにも要注意 
 
今回の件では長さの合うボルトを調達して規定トルクでの締め付けとカーラーの色がマッチしていなかったので色を黒で合わせて作業完了です♪
 
 
最後にもう一つ、僕がこれまでハーレーに携わってきてDIYにてエアクリーナーが取り付けられていた車両で2回ほど経験があるのがエアクリーナーのベースプレートのマウントボルトの脱落&吸い込みです。
 
 
この3本が走行中に緩んでスロットルバルブを通り越してエンジン内部に侵入して大ダメージを与えるというものです。
このボルトを吸い込んでしまったエンジンはピストンとシリンダーは一発で使い物にならなくなります。
 
緩んでは困ると目一杯締めるのも厳禁です。 
スロットルボディーはアルミですので無理に締めるとナメてしまうか最悪の場合はスロットルボディーにクラックが入ります。
ほとんどのエアクリーナはーここの締め付けトルクは9〜11NMです。 ぜひ参考にしてみて下さい。
 
 
いかがでしたでしょうか??
少し不安を煽るような内容になってしまったかもしれませんが、今回紹介した事例は有りがちな内容です。
楽しい楽しいDIYで嫌な思いをしないようにする為に自分に合った難易度の作業や必要なツールが全て揃っているかどうか、作業する環境は整っているかを確認した上で作業して頂けたらイイなぁと思っております。
 
最近導入したサービスで、チューニング前点検とういプランが出来ました!
中古で買ってきたバイクだからチューニング時の全開走行が心配、自分で取り付けたパーツはしっかりと取り付けられているか確認してからチューニングに入って欲しいなどの要望をしっかり汲み取りチューニング前に点検を実施いたします。(オプション)
 
次回は『誰でも簡単にDIYできるパーツ』の紹介をしようかなぁ〜と考えていますので気になる方はチェックしてみて下さい(^^)
 
それでは!!
 

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