オイル交換はセルフメンテナンスの入門編

オイルは、人間の体に例えると「血液」のようなもので、エンジン（心臓）を守る重要な役割を果たします。
放っておくとパワーダウンや燃費の低下など、愛車のコンディションが悪化してしまうため、定期的なメンテナンスが欠かせません。

今回は【ハーレーダビッドソン XLスポーツスター】の
・オイルの交換時期
・必要なオイル量
・作業に必要な工具
・ドレンボルトの位置
について解説します。

愛車を長く快適に乗り続けるために、できるところは自分でメンテナンスしてみませんか？

エンジンオイル交換時期の目安って？

交換時期の目安は、おおむね以下の3通りです。

1. 新車時から走行1,000km
2. 走行3,000kmごと
3. 半年に1回

必要なオイル量は？

日本製オートバイの多くは、エンジンオイルがミッションの潤滑も兼ねています。
しかし、ハーレーでは「エンジン」に加え「プライマリー」と「ミッション」それぞれに専用のオイルが必要です。

ハーレー用オイルのパッケージには、アメリカで一般的に使われるクォート（quart, qt）やガロン（gallon, gal）という単位で表記されていることがほとんどです。
1クォートは約0.95リットル、1ガロン（4クォート）は約3.8リットルです。

エンジンオイル

エンジンオイルは、オイルフィルターを交換するかどうかで必要なオイル量が変わります。

プライマリーオイル

ハーレーのエンジンからの動力をミッションに伝える「プライマリーチェーン」と呼ばれる部品に潤滑を与えるためのオイルです。

1. 必要量は1qt（約0.95L）※1クォートボトル×1本です。

交換作業時に用意するものは？

インチ工具

ハーレーはごく一部を除く車両全てに、ミリサイズではなくインチサイズの工具が採用されています。
作業箇所ごとに必要な工具を紹介します。

• エンジンオイル交換
• マイナスドライバー

• プライマリーオイル交換
• 各箇所に使用する工具は以下の通り
• ダービーカバー → T27 トルクスレンチ
• ドレンボルト → 5/8インチ ソケットレンチ
• インスペクションカバー → 5/32 ヘックスレンチ

• オイルフィルター交換
• ハーレー用オイルフィルターレンチ
• 3/8インチ ラチェット

Oリング・ガスケット類

主にドレンボルトに着いているゴム製のOリングおよび、ガスケット類も消耗品です。オイル交換のたびに交換しましょう。
スポーツスターの場合は、プライマリーチェーンケースのドレンボルトのOリングと、インスペクションカバーのガスケットも交換推奨です。

• ハーレー純正 オイルドレンOリング
• ネオファクトリー インスペクションカバーガスケット
  ※09年以降スポーツスター用

廃油処理パック（オイル受け）

車体から抜いたオイルを受け止めて、そのまま可燃ごみ※として処理が出来るものが便利です。
（※ごみの分別方法はお住まいの自治体にご確認ください）

• カクイ オイルパック 5L用

その他オイル交換の便利グッズ

効率よく交換作業を行えるオイルファンネル（じょうご）、排出したオイルを受け止めるオイルキャッチャーなども販売されています。

• ハーレー純正 オイルファンネル
• ハーレー純正 オイルキャッチャー
• パインバレーオリジナル オイルリムーバー

オイルはどこから抜く？

エンジンオイルドレン

2014年以前
車体中央下部

2014年以降
車体左側サイドカバー下フレーム沿い

プライマリーオイルドレン

プライマリーカバーの下部にドレンボルトがあります。

モデル別オイルセットでムダのないメンテナンスを！

オイル交換時期が来たらこれを買えばOK！

パインバレーが国内のオイルメーカーと共同開発・商品化した、ハーレー用の高品質オイル「プラチナオイル」シリーズ。
ハーレーモデル別オイルセットは、1回分のオイル交換に必要なもの全てが揃っています。

※2014-2022年 XLスポーツスター用です。

プラチナオイルセット

良いオイルを入れたい。でも価格も抑えたい。そんなニーズに応えたハーレー専用オイル。

商品詳細はこちら

プラチナブラックオイルセット

愛車のパフォーマンスを最大限まで引き出す、プラチナエンジンオイルのハイスペックバージョン。

商品詳細はこちら

店舗のご案内

「作業スペースがない・・・」
「自分でやるのは心配・・・」
そんな時はパインバレーにお任せください！
パインバレー横浜・名古屋の各店では、定期的なメンテナンスからカスタムまで、さまざまな作業を承っております。

店舗によって実施している内容が異なります。詳しくは各店舗案内ページをご覧ください。