Pine Valley Blog

パインバレーブログ

ハーレーの整備士、時々街の修理屋さん。

当社スタッフのSさん、以前から「通勤スクーターのタイヤの溝が無いから早く交換しなきゃな~」とつぶやいておりまして。
それから数日が経ち・・・
とある日、お店のデモ車を整備していると、Sさんから電話が。
Sさん「スクーターのタイヤ、買っていくから今日交換出来る?」
鈴木「いいですよ」
Sさん「タイヤの溝が無くなりすぎて既に空気が漏れちゃっててさ・・・」
鈴木「・・・・・・」
前回の話ではタイヤの溝所か、カーカス(タイヤの形状を維持している繊維みたいなやつ)まで出てきちゃっているって言ってたので、どんな状態になっているかは大体予想はしてました。
そして数十分後、タイヤを購入しSさん到着。
↑入庫時。こ・・・・こりゃ酷い!(笑)
この状態で走行して来たので当たり前ですが、タイヤがボコボコに変形してるし!(汗)
比較する必要はありますまいicon_biggrin.gif
当社にはタイヤチェンジャーなんてものはございませんので、タイヤレバーを使ってサクサクっと手組みいたします。
はい、完了。
スクーターって非常に整備性悪くて、リアタイヤ外すだけなのにマフラーやら何やら外さなきゃいけないんですが、今回の車両はさらに酷く、エアクリーナーやらファンカバーやら、「そこまでバラさないとダメなんかい!」って言う位大騒ぎしながら作業してましたicon_eek.gif
ここまでタイヤを酷使する人はそういないと思いますが、念の為言っておきます。
「タイヤには使用限度があります!!」icon_twisted.gif
その使用限度と言うのは、どのタイヤにも必ずある「スリップサイン」と言うもの。
赤いマルで囲ってある辺りの溝にちょっと突起状になっている部分があるの、解ります?
ココが完全に見える位までタイヤが減ったら「これ以上はタイヤの性能は発揮しませんよ~」と言う合図。
タイヤメーカー問わず必ずある物なので「そういえば」と心当たりがある方は一度チェックしてみましょうね。
特に車重のあるハーレーでカーカスまで出る位タイヤ摩耗させた上パンクなんてさせたら・・・・
↑こんなレベルでは済まなくなりますので。。。。


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