パインバレーブログ
オイル交換方法 ミルウォーキーエイト ソフテイル
メカニックの矢野です。
今回は試乗車のミルウォーキーエイトのストリートボブを使ってオイル交換の方法を説明します。
エンジン、ミッション、プライマリーオイル、オイルフィルターを交換します。
出来れば今回使用するSYN3などの、化学合成オイルをオススメします。
化学合成オイルは耐久性にも優れ、低温時では始動性がよく、高温時や高回転時における油膜保持性能にも優れ、摩擦の低減、クラッチの動作をスムーズにするなど、あらゆる状況で安定した性能を発揮します。
ミルウォーキーのソフテイルはオイル量が増えてますので1本単位で買うよりも大きなガロンサイズの物を2本買った方が安くなります!!さらに定価から19%offなのでかなり値段が違ってきます。
ツーリングファミリー用のオイルセットを使うと丁度いいです。
【セット内容】
・ハーレー純正■100%化学合成オイル・SYN3 シンスリー 1ガロン ×2本
・ハーレー純正■スーパープレミアム5オイルフィルター ×1個
・オイル交換時の廃油処理箱■オイルパック (純正ではありません)×2個
オイルフィルターがブラックのキットだと28,560円、クロームだと29,190円。
オイル量が増えてますので、オイル処理箱を使用されている方は2箱必要です。
まずは暖気後ドレンボルトを外していきます。
工具は5/8ソケット or 1/4の6角レンチを使います。
↑エンジンオイルのドレンボルト位置。車体右側から撮影。
↑ミッションオイル ドレンボルト。車体右側から撮影。
プライマリーオイル ドレンボルト。車体左側から撮影。
ドレンボルトを外すと勢いよくオイルが出てくるので、火傷に注意してください 。
5/32の6角レンチを使用し、右側のサイドカバーを外してオイルフィラープラグ、ミッションのドレンプラグ(3/8の6角) を外します。オイルが抜けやすくなります。
T27(トルクス27)を使用しプライマリーカバーをあけます。
次はオイルフィルターレンチを使ってオイルフィルターを外します。
200ccほどオイルが出てきます。出てくるオイルが止まったらパーツクリーナーで流し、ふき取ります。
ガスケット部分に薄く新しいオイルをぬり、新しいオイルフィルター組み付けます。
ガスケットが接触してから1回転ほど締めます。※締めすぎ注意
ドレンボルトを取り付けていきます。
ネジ山を軽く掃除して、新しいOリングに交換し、シールテープ(あるなら)を巻きます。
シールテープを巻く方向は締め付ける際にテープが剥がれないように! 画像を参照してください。
ドレンボルトを三か所取付ます。*締め付けすぎに注意。
エンジンオイル初期注入量3.8ℓ
ミッション0.8ℓ
プライマリーオイルは車体をジャッキなどで直立させた状態で、プレッシャープレートに下部当たりまで入れます。約1ℓ。画像参照。
ダービーカバーを取り付けます。
ネジの締め付け順はこのように一番上から星を書くように締め付けます。
カバーを取り付けたら、車両をサイドスタンドに立てかけます。
ミッションオイルのオイルレベルを点検します。
ミッションのディップスティックを拭きっとった後、oリングが接触するまでとりつけ、抜き取り潤滑レベルを点検します。Add(A)(補充)とFull(F)(満タン)の間になるように調整してください。
(3/8の6角)を使って締め付けてミッションオイル交換作業は終了です。
次はエンジンオイルレベルの点検です。
エンジンを始動し、暖気します。
ディップスティックでをふき取り、オイルタンクに戻し、最後まで締め付けます。
ディップスティックを抜き取りオイルレベルがADDQTとFULL HOT マークの間に来るようにオイルを補充して調整します。
再度締め付け完了です。
取り外したカバーも忘れずに取り付けてください。
今回使用した工具まとめ
・1/4インチの6角 または5/8ソケット
・3/8の6角レンチ
・トルクスの27(T27)
・オイルフィルターレンチ
です。
最近のハーレーの新車は車載工具が付いてこないので、お持ちでない方は高い物でなくていいので車載工具やある程度の工具セットを持っておくことをおすすめします。
オイル交換は頻繁にするもので、工賃も安いものではないので自分でやっちゃいましょう!!
手が汚れるじゃん!!って方は是非パインバレーにおまかせください!!笑
交換時期の目安ですが
エンジンオイルは2500~5000km
オイルフィルター、ミッションオイル、プライマリーオイルはエンジンオイル交換の2回に1回を目安に交換しましょう。
距離を走ってなくてもオイルは開封した時点で劣化が始まっています!
距離を走ってなくても1年に一回は交換しておきましょう。
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