「ハーレーのクラッチを軽く」は要注意!純正が軽くない理由はデメリットが必ずあるから。
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ハーレーダビッドソンのクラッチの重さを軽減し、対策するパーツがたくさんあります。
しかし、
ハーレーダビッドソンが標準でクラッチを軽くしないのには理由があります。
クラッチを軽く=デメリットも必ず有る
ということを知っておきましょう!
・各クラッチ軽量方法のデメリット。
・握りやすいレバーやグリップ交換も危険。
・それでもクラッチを軽くしたい方にお薦めの商品。
・まとめ
の順番でご紹介します。
クラッチを軽くする方法は2種類
①クラッチスプリングを弱くする。
②クラッチの切れを悪くする。
があります。
クラッチレバー交換やグリップ交換も
②の不具合につながるので注意しましょう!
目次
①クラッチスプリングを弱くする方法のデメリット。
・クラッチ板の寿命が早くなる。
・パワーが上がると滑りやすい。
スプリングやプレートを交換してクラッチを軽く(弱く)します。
単純にクラッチスプリングの圧力が弱くなるので
滑りやすく、交換直後は滑っていなくても寿命は早まっています。
低回転を弱く(軽く)、高回転だけを強く(重く)するパーツもありますが
中~低回転でパワーが出ている車両は加速時に滑りやすく
クラッチの寿命は同様に加速されます。
消耗&焼け気味のクラッチ板↓
消耗品であるクラッチ板の交換費用は約5万円~7万円くらいです。
クラッチ圧力を弱めてクラッチを軽くする事は
クラッチ板の寿命を削って軽くしているので
メリット・デメリットの両方を考えて検討しましょう!
知識のあるショップさんへ相談することが必須となります。
②クラッチの切れを悪くして軽くする方法のデメリット。
・ギアやニュートラルの入りが悪くなる。
・ミッションへのダメージ増加。
・クラッチ調整がより頻繁に必要になる。
・半クラ繋がりが分かりにくくなる。
このようなデメリットがあります。
クラッチがケーブルの場合下の画像のようなランプが入っています。
ビッグツインは車両右側、
スポーツスターは左プライマリー(ダービーカバー)に入ってます。
クラッチが油圧の場合ここに油圧のシリンダーが入っています。
これらのパーツを交換してクラッチを軽くすることができます。
その代わりクラッチの切れを悪くして軽量化しているので
通常よりも多くクラッチを握らなければいけません。
クラッチレバーやグリップの交換も要注意!
クラッチレバーやグリップの交換もクラッチの切れを
悪くする可能性があります。
・クラッチの切れを悪くするクラッチレバーの特徴。
クラッチレバーが近くなるレバーです。
手の小さい日本人でも握りやすい形状で、
クラッチ自体は軽くなりませんが、近く操作がしやすくなる為
軽くなったように感じます。
しかしクラッチレバーが近くなると、握れる距離が狭くなるので
②のデメリットが同様にあります。
・クラッチの切れを悪くするグリップの特徴。
標準よりも太いグリップです!
グリップが太くなると、クラッチレバーを握った時に通常よりも
早い位置でグリップにレバーが当たります。
クラッチレバーの握れる距離が狭くなるので
②のデメリットが同様にあります。
握りやすいレバー+太いグリップでかなり
ギアの入りが悪くなっている車両を見かけます(^^;)
それでもクラッチを軽くしたい方にお薦めの商品
TPP VPクラッチ
低~中回転域のクラッチ圧力を弱めますが
高回転域では強化される仕組みのVPクラッチ。
スポーツスタXL1200は標準仕様(SP190)の圧力では
3000回転以下の回転数で滑りやすくなるので、
・チューニング済車両は(SP210)
・70馬力後半の車両は(SP240)
へ変更してもらって購入するのをお勧めします。
190<210<240<280(純正圧力)
数字が高い方がクラッチが強く(重く)長持ちします。
すでにXL1200用でSP190の標準仕様で購入済の方は
キジマ ライトクラッチ(ケーブル車用)
AIM ライトフォース スレイブシリンダー(油圧クラッチ車)
AIMライトフォーススレイブシリンダーは
過度に近くなり過ぎないのでお勧め!
■ライトクラッチ、AIMライトフォースシリンダーの注意点
クラッチレバーが近くなるレバーや
純正グリップよりも太いグリップとの併用をしないようにしてください。
ライトクラッチ使用車両は定期的にクラッチ調整をしましょう!
エンジンオイル交換毎など定期的に!
ミスミエンジニアリング ミスミブレーキレバー&クラッチレバー
純正よりも太いグリップ、ライトクラッチ
シリンダーとの併用注意です!
VPクラッチとの併用は可。
現在ネットショップには一部のカラー・モデル用しか
掲載されていないので、購入をご希望の方は
キジマ スリムレバー
近くなり過ぎない、スリムでコスパが最強のレバー。
純正よりも太いグリップとの併用注意です!
オベロン アジャスタブルクラッチレバー
純正と同じポジションに加えて、8段階に距離を変更できるアジャスターが
備えられた自由度の高いアジャスターレバーです。
カスタム感・高級感を出したい方にもお薦め!
細めのグリップはRSDなどがあります!
RSD Roland sans design グリップ
太くないグリップの方が前腕が疲れないのでお勧め。
ラバー部分のみの交換も可能です(^^♪
Performance Machine・RSD・PMグリップ用交換ゴム リプレイスメントラバー1個
まとめ
このように、クラッチの軽量化にはデメリットがあります。
アメリカでは逆に強化するニーズも多かったりします・・・笑
どうしてもクラッチの軽量化をする場合は適度に行い、
レバーやグリップなどの組み合わせにも注意しましょう!
車種や年式によって方法や注意点が異なるので
クラッチパーツ、レバー、グリップの交換時は
知識のあるショップさんへ相談されることをお勧めします。
それでは今日はこの辺で!!
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