ミルウォーキーエイト カム交換ってどんな作業!?【施工事例】
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前々回のブログで カム交換時にやっておきたいカスタム!!を紹介しましたが、今回はカム交換ってどんな作業なの!? ミルウォーキーエイトのチューニングの定番となっているけどそもそもカム交換って何なの!?
とうい疑問をお持ちの方に作業内容を踏まえて紹介いたします!
みなさまご存知かと思いますが、ハーレーのエンジンはOHV(オーバーヘッドバルブ)という機構になっています。
クランク軸の回転により駆動されているカムシャフトがプッシュロッドを介してエンジン上部(ヘッド)の吸気(インテーク)と排気(エキゾースト)のバルブを開閉させて燃焼に必要な混合気を取り入れたり燃焼後の排気ガスを排出しています。
この吸排気のバルブのリフト量を変えてあげることでエンジンの特性を変える事ができます!
今回はカムの特性の紹介ではなく、どんな作業になるのかを紹介していきます!
さてさて早速ですがマフラーとエアクリーナーを外した後、カムカバーを開けます。
下の写真のスプロケットとチェーンの奥にあるプレートの裏側にカムとオイルポンプがあります。
カムシャフトとタッペットカフスを交換するためにプッシュロッドを切断します。
プッシュロッドにテンションが掛かっていると危険なので圧縮上死点を出したのちボルトカッターを使用して切断します。
タッペットカフスをS&Sのものに交換します。
パインバレーではハイカムを入れる際は高強度なS&Sのカフスに交換を推奨しています。
これでハイカムを入れてリフト量が大きくなってもタペットの捩れの心配はありませんね!
タッペットカフスの交換が終わると続いてはカムベアリングの交換作業です。
JIMSの特殊工具を使用してカムベアリングの取り外し、新しいベアリングの圧入をしていきます。
カムベアリングの交換が終わったらカム、オイルポンプ、カムドライブを組み付けます。
プッシュロッドはS&Sの調整式のものを使用します。
各シリンダー圧縮上死点を出してプッシュロッドの張りを調整してしていきます。
タペットの油圧が抜けるのを待ちます。
タペットの圧力が落ち着いたのを確認できたら、プッシュロッドカバー、カムカバー、マフラー、エアクリーナーを装着してカム交換の作業は終了です。
毎度の事ですがカム交換作業後のエンジン始動一発目はいつもワクワクした気持ちになります!
先ほどまでおとなしかったハーレーが別物になったかのごとくドコドコと気持ちのいいアイドリングを奏でてくれます!
どうでしょうか?
とーってもざっくりと説明させて頂きましたがカムシャフト交換はこのような流れで作業しています。
カム交換をした際は必ずチューニングが必要になります。
どういう乗り味にしたいのか、このマフラーにはどのカムの相性がいいのか、疑問質問がたくさん出てくると思いますが店頭にてチューニング相談、見積もり作成できますのでお気軽にご相談ください。
相談、見積もりでのご来店の際は予約が必須になりますので事前予約をお願いします。
以上になります!!
それではまた次回!!