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燃調パーツ3種類の比較。

パインバレーでは燃調アイテムを3種類取り揃えております。
エンリッチメントデバイス¥17500(取り付け工賃¥2000)
②ワイセコ製フューエルマネージメントコントローラー¥35000(取り付け工賃¥15000)
スクリーミンイーグル製Proスーパーチューナー スクリーミンイーグル製Proスーパーチューナー¥80000(セッティング代¥60000)
値段も随分と価格差があり、実際の所性能の違いは?と言う疑問を持たれる方も多いと思います。
と、言う訳で・・・シャーシダイナモと言う素晴らしいツールがパインバレーには在りますので、早速スポーツスター1200で違いを検証いたしました。
まずは、価格的にもお手軽に燃調が出来ると言う事で当店でもロングセラーのエンリッチメントデバイスから。
勿論車体に取り付けをし100km程走行後、シャーシダイナモで測定。
結果は・・・

こんな感じ。
100km位の走行ではさほど効果が出なかったかな?もうちょっと走りこんであげればもう少しは変化したかもしれませんが、結論的には「北米マフラー位にはほぼ対応できると思いますが、それ以上になるとカバーしきれない」、と言ったところでしょうか?
夏場の熱対策に「とりあえず付けてみよう」と言う方には価格的にもお買い求めしやすいかもしれません。
お次は・・・ エンリッチメントデバイスよりも大分後から販売開始したものの、瞬く間に人気になり、当店でも多数取り付け実績があるワイセコ製フューエルマネージメントコントローラー。
こちらの商品はエンリッチメントデバイスと違い、取り付けた直後からすぐに燃調調整が出来る優れもの。と言う訳で、取り付けを行い早速検証いたしました。

赤いラインがフューエルマネージメントコントローラー(設定はワイセコ推奨値)。
エンリッチメントデバイスと比べると空燃比に歴然とした差が出ました。
説明が後になりましたが、下のグラフのAir/Fuelの赤い横のラインに曲線が近ければ近いほどガソリンと空気のバランスが整っている、いわゆる「健康なオートバイ」と言う事になります。
それからすると、サブコンでも十分じゃん!と言う事にもなりますが、ここで見てほしいのはトルクの部分。
サブコンではこの「トルクの谷」は消すことはできません。
オートバイで走っていて、追い越しor追い抜きをする際ちょっともたつく感じ、経験したこと無いですか?その「もたつき」の原因を作っているのがこの「谷」。勿論こればっかりが原因ではないんですけど。
このもたつき感があることで、無駄にスロットルを開ける原因にもなりますし燃費も良くありません。
そこで登場するのが・・・・
こちらのスクリーミンイーグル■PRO スーパーチューナー [32109-08C] です。
こちらは、前者の2アイテムと違い、コンピューターを直接書き換えてしまうというもの。
その為、シャーシダイナモを使い細かく情報を収集して作業を行う「セッティング」が必要になってきます。
その為総額でみると少々前者よりも割高ですが、その分乗り味を別物にする事も可能になってきます(アイドリングなんかも変更可能です。)
ノーマルとの比較がこちら↓
Air/Fuelがしっかり整っているのは勿論のことはもちろんですが、トルクの谷が全くなくなりました。
チューニング後、バイクの乗り味が激変した!そう感じる方が多いのも納得ですね。
チューニングって、一体何をどう弄っているのかと言うと、
これはあくまでも一部分ですが・・・。

↑シャーシダイナモ上で得た情報を元にひたすらここに数字を入力し、またダイナモで最適な状態になるまで測定を繰り返す、気の遠くなる作業を繰り返している訳です(笑)
と、言う訳で、総評。
あえて点数をつけるなら、
いろいろな部分の調整が出来ると言う意味ではスクリーミンイーグル製Proスーパーチューナーが100点とすると、 トルクの谷は消すことは出来ませんが、即座に混合気の濃さを調整し、調整幅も広いフューエルマネージメントコントローラーは60点。
取り付け後、100~200km程走行しないと効果が得られない手間、対応範囲が狭いと言う意味ではエンリッチメントデバイスは 30点。と言ったところでしょうか?
勿論、オートバイをお使いになる環境・使用状況でご使用になるデバイスは人それぞれですので、このグラフを参考に車両に合ったデバイスを選択していただければと思います♪
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