パインバレーブログ
ワイセコフューエルコントローラーの【プログラム設定方法】
今回は、ワイセコのフューエルコントローラーの【設定方法】についてご説明しようと思います。
コンピューターを調整すると言うと難しく考えてしまいがちですが、サブコンはフルコンの様に細かくパソコンで調整するタイプと違い、【基本】の部分は大きく変更出来ませんので、あまり臆病にならず気楽に変更を愉しんで頂けるのではないかと思います。 (※当社で全ての設定値をMAXにして走らせてみましたが、プラグカブリによってエンジンが始動不良に陥るなどのトラブルは出ませんでした。 ただ排ガスが生ガス臭くなる位は濃くなりますので、近場でちょっと試してみる程度にしてして下さいね)
では、早速コントローラーを触ってみましょう。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ まずは【操作方法】から。 このワイセコのフューエルコントローラーは、大きく分けて3つの基本的なチューニングモードと、2つの微調整モードとに設定が分かれており、 通常は3つのチューニングモードの方を設定変更する事で燃調を変えて行きます。
各部の名称は下記の通り。↓
①【LEDインジケーターパネル】・・・今、どの設定モードにあるか、又今現状の設定値がどの位置にあるかなど、全てがここのパネルに表示されます。 ※補足 設定数値は0.5-1-1.5-2-2.5-3-3.5-4-4.5-5-5.5-6-6.5-7-7.5-8の間で調整をする事が出来ます。(LEDの点滅が1の箇所に在る時にマイナスボタンを更に押すと1の箇所のLEDが2倍の速さで点滅しますが、この場所が0.5です) ②【マイナスボタン】・・・設定値を下げる際に使用します。 ③【モードボタン】・・・各設定モードの切り替えをここで行います。ボタンを押していくと設定1・2・3・4・5・6の順に設定モードが切り替わります。(各モードの意味については後述します) ④【プラスボタン】・・・設定値を上げる際に使用します。 ◎設定モードの保存方法は以下の2つの作業手順で行う事ができます。 [1]設定モード中にMODEボタンを1度押すと次の設定モードに進み、事前の設定が保存される。 [2]設定値が決まった後、どのボタンも操作せずに5秒間待つと自動的に設定が保存され、設定モードが終了します。
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基本的な操作方法を覚えたら、今度は実際に数値を入力していきましょう。 ※ご注意 ・フューエルコントローラーはエンジンOFF時には作動しませんので、まずは電力をコントローラーへ供給するためエンジンを始動し、アイドリング状態にしてください。 (設定が完了するまでエンジンは止めない) ・調整中、設定モードの状態のままエンジンを切る又はスロットルの操作は行わないで下さい。不具合又は故障の原因になります。
【設定1】 ・MODEボタンを1回押すと下記のように何処かのLEDが緑色の点滅を始めます。(説明の為色は着色してます)
このモードでは、アイドリング時・巡行状態での燃料の追加量を調整する事が出来ます。 この設定はキャブレターのパイロットジェットを変更するのと同じ意味合いがあります。 燃料を増量するには、点滅する緑色のLEDを[+ボタン]を使用して右にスクロールさせる事で増量させることが出来ます。 燃料を減量するには、点滅する緑色のLEDを[-ボタン]を使用して左にスクロールさせる事で減量させることが出来ます。
【設定2】 ・MODEボタンを2回押すと(続けて操作する場合は1回)下記のように何処かのLEDが黄色の点滅を始めます。(説明の為色は着色してます)
このモードでは、加速時での燃料の追加量を調整する事が出来ます。 この設定はキャブレターのニードルジェットを変更するのと同じ意味合いがあります。 燃料を増量するには、点滅する黄色のLEDを[+ボタン]を使用して右にスクロールさせる事で増量させることが出来ます。 燃料を減量するには、点滅する黄色のLEDを[-ボタン]を使用して左にスクロールさせる事で減量させることが出来ます。
【設定3】 ・MODEボタンを3回押すと(続けて操作する場合は1回)下記のように何処かのLEDが赤色の点滅を始めます。(説明の為色は着色してます)
このモードでは、フルスロットル時での燃料の追加量を調整する事が出来ます。 この設定はキャブレターのメインジェットを変更するのと同じ意味合いがあります。 燃料を増量するには、点滅する赤色のLEDを[+ボタン]を使用して右にスクロールさせる事で増量させることが出来ます。 燃料を減量するには、点滅する赤色のLEDを[-ボタン]を使用して左にスクロールさせる事で減量させることが出来ます。
以上までが、基本となるチューニングモードになります。ここから先については微調整などのモードになってきますので、不安なようであればベースセッティング表の数値を そのまま入力して頂いて結構です。(燃調には直接関わっては来ない所ですので) ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
【設定4】 ・MODEボタンを4回押すと(続けて操作する場合は1回)下記のように何処かのLEDが緑色と青色2ケ所で点滅を始めます。(説明の為色は着色してます)
この設定はワイセコが定めた、取り付けする車両に対しての固有のものです。設定数値は一緒に添付してある「ベースセッティング」の表で確認して下さい。 [-]又は[+]ボタンを押す事で設定数値を変更する事が出来ます。
【設定5】 ・MODEボタンを5回押すと(続けて操作する場合は1回)下記のように何処かのLEDが黄色と青色2ケ所で点滅を始めます。(説明の為色は着色してます)
このモードでは、前述の【設定2】で説明したモードへの信号が切り替るタイミングの速さの微調整を行います。 感度を向上させるには、[-ボタン]を使用して左にスクロールさせる事で感度を向上させることが出来ます。 感度を低下させるには、[+ボタン]を使用して右にスクロールさせる事で感度を低下させることが出来ます。
【設定6】 ・MODEボタンを6回押すと(続けて操作する場合は1回)下記のように何処かのLEDが赤色と青色2ケ所で点滅を始めます。(説明の為色は着色してます)
このモードでは、前述の【設定3】で説明したモードへの信号が切り替るタイミングの速さの微調整を行います。 感度を向上させるには、[-ボタン]を使用して左にスクロールさせる事で感度を向上させることが出来ます。 感度を低下させるには、[+ボタン]を使用して右にスクロールさせる事で感度を低下させることが出来ます。
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以上が全モデル共通の設定方法になります。操作方法を覚えてしまえば、出先などでカンタンに調整が出来るようになり、走行状況に応じてセッティングを変更するなどの応用的な使い方も出来るようになります。より快適に走行が出来るようになると思いますので、是非覚えてみてくださいね☆
尚、添付している車種別ベースセッティング表は、ワイセコ社がテストにより算出した最適なパフォーマンスを発揮できるお薦めの数値となっています。 設定数値を出荷時の状態に戻すための資料にもなりますので、大切に保管お願い致します。
コンピューターを調整すると言うと難しく考えてしまいがちですが、サブコンはフルコンの様に細かくパソコンで調整するタイプと違い、【基本】の部分は大きく変更出来ませんので、あまり臆病にならず気楽に変更を愉しんで頂けるのではないかと思います。 (※当社で全ての設定値をMAXにして走らせてみましたが、プラグカブリによってエンジンが始動不良に陥るなどのトラブルは出ませんでした。 ただ排ガスが生ガス臭くなる位は濃くなりますので、近場でちょっと試してみる程度にしてして下さいね)
では、早速コントローラーを触ってみましょう。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ まずは【操作方法】から。 このワイセコのフューエルコントローラーは、大きく分けて3つの基本的なチューニングモードと、2つの微調整モードとに設定が分かれており、 通常は3つのチューニングモードの方を設定変更する事で燃調を変えて行きます。
各部の名称は下記の通り。↓
①【LEDインジケーターパネル】・・・今、どの設定モードにあるか、又今現状の設定値がどの位置にあるかなど、全てがここのパネルに表示されます。 ※補足 設定数値は0.5-1-1.5-2-2.5-3-3.5-4-4.5-5-5.5-6-6.5-7-7.5-8の間で調整をする事が出来ます。(LEDの点滅が1の箇所に在る時にマイナスボタンを更に押すと1の箇所のLEDが2倍の速さで点滅しますが、この場所が0.5です) ②【マイナスボタン】・・・設定値を下げる際に使用します。 ③【モードボタン】・・・各設定モードの切り替えをここで行います。ボタンを押していくと設定1・2・3・4・5・6の順に設定モードが切り替わります。(各モードの意味については後述します) ④【プラスボタン】・・・設定値を上げる際に使用します。 ◎設定モードの保存方法は以下の2つの作業手順で行う事ができます。 [1]設定モード中にMODEボタンを1度押すと次の設定モードに進み、事前の設定が保存される。 [2]設定値が決まった後、どのボタンも操作せずに5秒間待つと自動的に設定が保存され、設定モードが終了します。
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基本的な操作方法を覚えたら、今度は実際に数値を入力していきましょう。 ※ご注意 ・フューエルコントローラーはエンジンOFF時には作動しませんので、まずは電力をコントローラーへ供給するためエンジンを始動し、アイドリング状態にしてください。 (設定が完了するまでエンジンは止めない) ・調整中、設定モードの状態のままエンジンを切る又はスロットルの操作は行わないで下さい。不具合又は故障の原因になります。
【設定1】 ・MODEボタンを1回押すと下記のように何処かのLEDが緑色の点滅を始めます。(説明の為色は着色してます)
このモードでは、アイドリング時・巡行状態での燃料の追加量を調整する事が出来ます。 この設定はキャブレターのパイロットジェットを変更するのと同じ意味合いがあります。 燃料を増量するには、点滅する緑色のLEDを[+ボタン]を使用して右にスクロールさせる事で増量させることが出来ます。 燃料を減量するには、点滅する緑色のLEDを[-ボタン]を使用して左にスクロールさせる事で減量させることが出来ます。
【設定2】 ・MODEボタンを2回押すと(続けて操作する場合は1回)下記のように何処かのLEDが黄色の点滅を始めます。(説明の為色は着色してます)
このモードでは、加速時での燃料の追加量を調整する事が出来ます。 この設定はキャブレターのニードルジェットを変更するのと同じ意味合いがあります。 燃料を増量するには、点滅する黄色のLEDを[+ボタン]を使用して右にスクロールさせる事で増量させることが出来ます。 燃料を減量するには、点滅する黄色のLEDを[-ボタン]を使用して左にスクロールさせる事で減量させることが出来ます。
【設定3】 ・MODEボタンを3回押すと(続けて操作する場合は1回)下記のように何処かのLEDが赤色の点滅を始めます。(説明の為色は着色してます)
このモードでは、フルスロットル時での燃料の追加量を調整する事が出来ます。 この設定はキャブレターのメインジェットを変更するのと同じ意味合いがあります。 燃料を増量するには、点滅する赤色のLEDを[+ボタン]を使用して右にスクロールさせる事で増量させることが出来ます。 燃料を減量するには、点滅する赤色のLEDを[-ボタン]を使用して左にスクロールさせる事で減量させることが出来ます。
以上までが、基本となるチューニングモードになります。ここから先については微調整などのモードになってきますので、不安なようであればベースセッティング表の数値を そのまま入力して頂いて結構です。(燃調には直接関わっては来ない所ですので) ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
【設定4】 ・MODEボタンを4回押すと(続けて操作する場合は1回)下記のように何処かのLEDが緑色と青色2ケ所で点滅を始めます。(説明の為色は着色してます)
この設定はワイセコが定めた、取り付けする車両に対しての固有のものです。設定数値は一緒に添付してある「ベースセッティング」の表で確認して下さい。 [-]又は[+]ボタンを押す事で設定数値を変更する事が出来ます。
【設定5】 ・MODEボタンを5回押すと(続けて操作する場合は1回)下記のように何処かのLEDが黄色と青色2ケ所で点滅を始めます。(説明の為色は着色してます)
このモードでは、前述の【設定2】で説明したモードへの信号が切り替るタイミングの速さの微調整を行います。 感度を向上させるには、[-ボタン]を使用して左にスクロールさせる事で感度を向上させることが出来ます。 感度を低下させるには、[+ボタン]を使用して右にスクロールさせる事で感度を低下させることが出来ます。
【設定6】 ・MODEボタンを6回押すと(続けて操作する場合は1回)下記のように何処かのLEDが赤色と青色2ケ所で点滅を始めます。(説明の為色は着色してます)
このモードでは、前述の【設定3】で説明したモードへの信号が切り替るタイミングの速さの微調整を行います。 感度を向上させるには、[-ボタン]を使用して左にスクロールさせる事で感度を向上させることが出来ます。 感度を低下させるには、[+ボタン]を使用して右にスクロールさせる事で感度を低下させることが出来ます。
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以上が全モデル共通の設定方法になります。操作方法を覚えてしまえば、出先などでカンタンに調整が出来るようになり、走行状況に応じてセッティングを変更するなどの応用的な使い方も出来るようになります。より快適に走行が出来るようになると思いますので、是非覚えてみてくださいね☆
尚、添付している車種別ベースセッティング表は、ワイセコ社がテストにより算出した最適なパフォーマンスを発揮できるお薦めの数値となっています。 設定数値を出荷時の状態に戻すための資料にもなりますので、大切に保管お願い致します。
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