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スマホでチューニング バンス&ハインズ「フューエルパックPF3」レビュー

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スマホでチューニングできる時代に!

バンス&ハインズ社から発売された「フューエルパックFP3」。
スマホでインジェクションチューニングができる時代が来た!というキャッチフレーズのとおり、このFP3はスマホの操作で車両のECMを書き換えられるディバイスです。 パインバレーでは発売に先駆けてFP3の機能や実力をお客様のご協力をいただいて検証いたしました。 果たしてFP3の実力はいかに?!

まずはパワーチェックで現在の状態をチェック

fp3monitor00 FP3を使用する前に、まずパワーチェックで現状を測定します。 モニターにご協力をいただくのはモニター募集にご応募いただいたM様。2014年モデルXL1200C。 フルノーマルの状態でご入庫いただき、北米マフラースクリーミンイーグルのエアクリーナーを取り付けてインジェクションチューニングという内容です。

まずはパワーチェックで現在の状態をチェック

fp3monitor04 パワーチェックの結果、このようなデータが出ました。 目立ったのは「空燃比(ガソリンと酸素の比率)」。この空燃比はいわゆる「燃調」にかかわる部分です。 特に出だしから3500回転にかけて、燃料が「薄い」状態になっています。 標準の状態で薄めになっているということは、抜けが良いマフラーに変更した場合はもっと薄くなるわけですね。

FP3を取付、ECMを書き換えて同期が完了

fp3monitor10 FP3を使用する手順は、 1.車両への取り付け 2.データのダウンロード~ECM書き替え 3.オートチューン になります。 車両への取り付け方法はシンプル。カプラーに差し込んでFP3カバーを閉じます。 次にBluetoothでFP3と接続したスマホからバンス社のライブラリーにあるマップデータをダウンロード、ECMを書き換えます。 (初回書き替え時にノーマルデータはサーバに保存され、いつでも呼び戻すことができます) 今現在、ダウンロードできるデータはバリエーションが少ないです。 マフラーがバンスとRSD、パイソンからしか選べなかったり・・ どれかを選ばないと先に進まないので適当なデータを選んでECMを書き換えます。

オートチューンとは何??

fp3monitor09 ここからFP3の「ウリ」である「オートチューン」の出番です。 このオートチューンとは、実走行中にセッティングで最も重要な要素であるVE(充填効率)のデータを測定・補正してくれる機能です。 走行後この補正されたデータでECMを書き換えて完了。 念のため市街地走行と高速走行2種類のオートチューンデータを取り、その結果をパワーチェックしたところ、市街地走行でのオートチューンでは空燃比が濃すぎる状態でした。 また高速走行のオートチューンでは逆に薄すぎる状態になりました。 ベストな状態にはほど遠いけれどもライブラリーにあるデータに書き替えただけの状態よりは良い感じです。

FP3他の機能

fp3monitor12 ・センサーデータ表示 速度、回転数をはじめエンジン温度やバッテリーの電圧など、さまざまなデータをリアルタイムにスマホ上に表示できます。 ・トラブルコードを読む エラーコードが出た時にエラーコードの内容をスマホ上で確認でき、エラーコードのクリアもスマホで操作ができます。 ・カスタマーサービス オートチューンで補正したデータをバンス社へ送るとそれを修正して返してくれる機能。 (まだ検証していません)

すーさん登場。仕上げに入ります

fp3monitor06 ここからチューナーのすーさん登場です。 シャーシダイナモを使ってのチューニングはオートチューンと違い、点火タイミングなどVE以外のデータにも補正をかけます。 オートチューンが2次元の補正とするとチューナーのチューニングは3次元の補正とも言えます。 さすがにこの辺りはまだまだ職人の技が必要な分野なんですね。 すーさんの調整によって空燃比は最適化され、乗り味も断然良くなりました。

チューニング完成~お渡し

14XL1200Cfp3monitor07 fp3monitor08 写真上のグラフがご入庫前(フルノーマル)とチューニング完了時(北米マフラー+SEエアクリーナー+チューニング)との比較です。 FP3は、他のディバイス(SEスーパーチューナーやパワービジョン等)同様、シャーシダイナモを使ったチューニングが行えます。 といってもスマホ用のアプリを使用するためにパソコンでの入力ができず、チューナーには繊細な作業が求められます。 ともあれ、無事チューニングを終えてお客様へ車両の引き渡しです。 試乗後の感想は、インジェクションチューニング後の感想の定番である「別物!」のお言葉をいただきました。

総括。FP3とは

fp3monitor11 チューニングディバイスとしての機能をはじめ、オートチューンやセンサーデータ表示など、最先端の機能やユーザーが楽しめる機能もあるので、燃調+アルファのツールとして、商品価値は十分にあります。 またオートチューンの実力はまだまだ・・と言えますが、価格面を考えればサブコンを付けるよりはCP(コストパフォーマンス)は高いでしょう。 また、近くにシャーシダイナモの設備を持ったショップがない、予算の都合やまだカスタムするのでチューニングはまだ先の話・・という方にもおススメできるツールです。 しかもスマホのアプリで動くという事は、将来的に機能がアップグレードする可能性もあるので新しい機能が増えたりオートチューンの精度が上がっていくという事も考えられます。
特におススメするのはFP3プラスシャーシダイナモでのチューニング。 他のディバイスより低予算で同等のチューニングができます。
いかがでしたでしょうか。 パインバレーとしてはこの検証の成果を元にFP3を自信を持って販売してまいります。 またご購入いただいた方へはパインバレーオリジナルの取扱説明動画もご覧いただけます。

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